QA

本ページでは、エレクタ製品に関連した学術論文を毎月ご紹介しています。

論文は、臨床的なトピックや物理的な観点から9つのグループに分けています。また、その月に紹介された論文は「新着」というグループで確認できます。
論文のKeywordも記載しており、ブラウザの検索機能(Ctrl+F)を使用して興味のある単語で検索いただけます。

QA

" Implementation of Beam Matching Concept for the New Installed Elekta PreciseTreatment System Medical LINACs in Indonesia "

Firmansyah, O. A, et al.
Atom Indonesia Vol. 47 No. 3 (2021) :181-189
https://doi.org/10.17146/aij.2021.1041
Keyword: beam-matching, linac, pdd, profile
インドネシアに導入された5台のElekta治療機に対するビームマッチングについて報告されています。6 ,10 MVのX線PDD10は最大偏差が0.4%未満、電子線(4, 6, 8, 10, 15, 18 MeV)のR80の最大偏差は1 mmでした。プロファイルの平坦度は6%未満、対称性は3%未満で、水中の吸収線量は1 cGy ≈ 1 MUであることを示しました。ビームマッチングされた治療機は同一のモデル・放射線品質・MLCの特性を持っており、メーカーが完全な仕様を提供していると述べられています。患者が施設を変更する場合に再計画が不要となり、より多くの患者を救うことができると結論付けています。
掲載日: 2024/03/01

"Feasibility of using a transmission ion chamber for QA tests of medical linear accelerators."

Farrokhkish, Makan, et al.
Journal of Applied Clinical Medical Physics (2024): e14245.
10.1002/acm2.14245
Keyword: iqm, linacqa, transmission-chamber
この論文は、Integral Quality Monitoring(IQM)システムを光子ビームの品質保証(QA)に利用できる可能性を調査しています。検証は、ビームの出力不変性、ビームの対称性、ブームの平坦度、MLCの位置精度をIQMと従来の測定法で比較しています。結果は、iQMの感度は従来の測定法と同等であり、ルーチンQAツールとしてiQMを利用できることが述べられています。
掲載日: 2024/02/16

“Detector Selection Impact on Small-Field Dosimetry of Collecting Beam Data Measurements among Versa HD 6 MV FFF Beams: A Multi-Institutional Variability Analysis.”

CEYLAN, Cemile, et al
TURKISH JOURNAL OF ONCOLOGY 1.1 (2024).
doi: 10.5505/tjo.2023.4115
Keyword: beam-data-commissioning, fff, small-field-dosimetry
この論文ではVersaHDの13施設において、6FFFにおける照射野線量測定検出器の違いが及ぼす影響を評価してます。dmaxにおいて観察された最大の変動は、一部の施設で3mmであり、大部分の施設はGBD(Golden Beam Data)のdmax値と2mm以内で一致しており、PDD中央値とGBDの一致は全て±2%以内、OCRプロファイルの肩の部分では最大2%、中心部分では最大1%以下の最大偏差でした。すべてのフィールドサイズにおいて観察されたペヌンブラとFWHM値の最大偏差は、特定の施設のOCRデータにおいては検出器ではなくユーザー依存の影響と考えられました。すべてのフィールドサイズにおけるOPFのGBDとの相対誤差は、全て±3%以内でした。この結果は正確なTPSモデリングを提供し、SRS,SBRTの不確実性を最小限に抑えるのに役立つと考えられます。
掲載日: 2024/01/31

"Peripheral doses outside the electron applicators in an Elekta Versa HD Linac."

Maharaj, Kapil Dev, et al.
https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-3747339/v1
Keyword: applicator, electron-therapy, elekta-versa-hd, linac, out-of-field, peripheral-dose
本研究では、VersaHDの電子線アプリケータ外周辺線量を調査しています。6、9、12MeVで固体ファントム内のEBT3フィルムを用いて、ペナンブラ幅と周辺線量に対する照射野サイズの影響とコリメータ、ガントリ角度依存性を調べています。測定されたプロファイルは、Monacoを用いて計算されたプロファイルとも比較しています。結果として、ペナンブラ幅と周辺線量は、すべての照射野サイズとコリメータ角度において、ビームエネルギーとともに増加しており、ペナンブラ幅については、TPSが実測値より高い値を示したが、測定値とTPSで計算された周辺線量はよく類似していた(二乗平均平方根偏差= 1.8mm)と述べられています。照射野端から約10~15mm離れたところでは、周辺線量は最大線量の5%以下に減少しており、必要に応じて患者に遮蔽を追加することにより、周辺線量を容易に除去できることが示唆されています。
掲載日: 2024/01/30

"Gantry angle-dependent correction of dose detection error due to panel position displacement in IMRT dose verification using EPIDs."

Jin, Guang-hua, et al.
Physica Medica 30.2 (2014): 209-214.
DOI:10.1016/j.ejmp.2013.05.042
Keyword: dose, epid, imrt, position-displacement
この論文では、ガントリ角度におけるEPIDパネルの機械的位置変位を測定し、EPIDを用いたIMRTの線量検証に及ぼす位置変位の影響を評価しています。3台のリニアック(Varian社製2台、Elekta-Synergy1台)とEPID (aS500、aS1000、iViewGT)を使用し、ガントリ角度に依存するEPIDの機械的位置変位と5つのIMRT計画を測定し、位置ずれ補正前後の線量差を評価しています。結果として、 aS500、aS1000、iViewGTでは、機械的な位置変位の最大値は、それぞれ横方向で2.9±0.1 mm、0.2±0.1 mm、0.1±0.3mm、縦方向で4.2±0.2 mm、4.2±0.1 mm、2.2±0.1 mmであり、変位補正後、3%/3mmガンマ線通過率は6.7%、2.9%、0.1%増加しました。ガントリ角度に依存するEPIDの機械的位置変位が線量検出エラーに影響を与えることが示されています。
掲載日: 2023/11/10

"Dosimetric impact of MLC positional errors on dose distribution in IMRT."

Enomoto, Hiromi et al.
Journal of applied clinical medical physics, e14158. 18 Sep. 2023,
DOI:10.1002/acm2.14158
Keyword: dose-error, mlc-positional-error, plan-complexity, planning, vmat
本研究はVMATにおけるMLCの位置誤差による線量変化の感度と複雑さの指標を調査し、MLC位置精度の許容範囲の決定を目的とした論文です。Monacoを含む2種類のTPSを用いて作成したプランにMLC位置に誤差を付加した際のgEUDの変化と、複雑さの指標(MU/Gyと計画の不規則性)を求め、両者の相関関係を評価しています。評価の結果、両者の間には相関関係が見られ、複雑性指標に基づくMLC品質管理により、従来よりも簡便なMLC位置精度管理が可能になることが期待されることを示しています。
掲載日: 2023/10/12

"Failure modes and downtime of radiotherapy LINACs and multileaf collimators in Indonesia"

Gregory Sadharanu Peiris et al.
J Appl Clin Med Phys vol.24 e13756 (2023):1-11
DOI:10.1002/acm2.13756
Keyword: downtime, faults, linac, multi-leaf-collimator, radiotherapy
この論文は、インドネシアの14の病院で使用されている19台のLINACとMLCの故障モードとダウンタイムについて調査しています。機械的故障の約59 %と交換部品が必要なケースの約57%がMLCによるものであることを示しています。論文では低所得国が抱える放射線治療の問題に焦点をあてつつ、機器のメンテナンスと故障対策の重要性を強調しています。
掲載日: 2023/09/29

“Long-term experience in quality assurance of on-rail computed tomography systems for image-guided radiotherapy using in-house multifunctional phantoms.”

Saito, Masahide et al.
Radiological physics and technology vol. 16,2 (2023): 292-298.
DOI:10.1007/s12194-023-00718-1
Keyword: igrt, on-rail-ct, phantom, radiotherapy
この研究は自作ファントムを用いて、SynergyおよびOn-rail CT(Aquilion LB)システムにおいて、カウチの3次元的な位置精度を長期に渡って評価しています。CBCT中心精度、カウチ回転精度(CBCT中心対On-rail CT中心)を含めた複数の項目による評価の結果、カウチに由来するOn-rail CTの3次元的な位置精度は、適切な精度管理によって少なくとも8年間は0.5mm以内に維持することができること報告しています。
掲載日: 2023/08/29

"Influence of the integral quality monitor transmission detector on high energy photon beams: a multi-centre study."

Casar, Bozidar, et al.
Zeitschrift für Medizinische Physik 27.3 (2017): 232-242.
DOI:10.1016/j.zemedi.2016.10.001
Keyword: beam-hardening, iqm, linearaccelerator, on-linedose-monitoring, qualityassurance, transmissiondetector
IQMシステムが線形加速器の光子ビーム特性に及ぼす影響の評価を目的に実施された多施設共同研究の結果が報告されています。検討項目は、線質硬化、表面線量、減衰の3つです。線質硬化と表面線量に関しては、統計学的にIQMシステムによる影響があると示されたものの、臨床的に無視できる程度と判断されています。減弱に関しては、治療計画装置のトレイ係数もしくは出力係数に反映することが提案されています。
掲載日: 2023/08/25

“Implementation and evaluation of a transit dosimetry system for treatment verification.”

Author Ricketts, K et al.
Physica medica : PM : an international journal devoted to the applications of physics to medicine and biology : official journal of the Italian Association of Biomedical Physics (AIFB) vol. 32,5 (2016): 671-80.
DOI:10.1016/j.ejmp.2016.04.010
Keyword: epids, radiotherapy, transit-dosimetry, treatment-verification
この論文ではEPIgrayの基礎評価を行っています。検証内容は固体ファントムを使用した基礎検証と3DCRTの患者検証を行いました。 基礎検証では5x5~15x15の矩形照射野へ照射をした場合、18㎝深までの結果は良好で、10cm深では-0.5%、軸外2cmまでは-1.4%の誤差であったと報告しています。またSSDを変化させた場合の感度は敏感ではないため、追加でSSDのチェックをする必要があると述べています。 また患者検証では、37名のEPID計126枚の3DCRTの患者データを用いて検証を行い、トレランスレベル±5cGy、5%にて91%の症例が収まっていました。
掲載日: 2023/08/24

“Short tangential arcs in VMAT based breast and chest wall radiotherapy lead to conformity of the breast dose with lesser cardiac and lung doses: a prospective study of breast conservation and mastectomy patients.”

Munshi, Anusheel, et al.
Australasian physical & engineering sciences in medicine 40.3 (2017): 729-736.
doi:10.1007/s13246-017-0558-y
Keyword: breast, imrt, mastectomy, monaco, radiotherapy, synergy, vmat
この論文では、乳房温存と乳房全切除を含んだ患者153名のVMATプランを対象に、PTVへのカバレッジとOARへの線量を評価し、乳がんの治療におけるVMATの有効性を示しています。患者データは乳房温存と全切除、そして右と左といった組み合わせでグループ分けされ、それぞれのグループにおける比較結果もまとまっています。更に、パーシャルアークのMVATにおけるアークアングルについても言及されています。
掲載日: 2023/08/23

“9 MLC error detection with EPIBeam for VMAT patient quality assurance.”

Seneclauze, A., et al.
Journal of Radiosurgery and SBRT 3.2 (2014): 139.
DOI:https://doi.org/10.1016/j.ejmp.2018.09.022
Keyword: arccheck, epibeam, monte-carlo
本研究では、Monacoで作成した計画のMLCをオフセットさせ臨床的に大きな影響を与える可能性のあるMLCエラーをEPIbeamがArcCheckと同等に検出することができるかを評価しています。EPIbeamではガンマ解析の基準を3%/3mmとした場合、ArcCheckと比較してMLCエラーが少なく検出されました。しかしながら、解析基準を工夫することで、誤差の検出能力を向上させることができることや、ログファイル解析など他の制御を組み合わせることで、時間短縮を図りつつ、より効率的な検出が可能になると述べられています。
掲載日: 2023/08/22

“Multileaf collimator performance monitoring and improvement using semiautomated quality control testing and statistical process control”

Létourneau, Daniel et al.
Medical physics vol. 41,12 (2014): 121713.
DOI:10.1118/1.4901520
Keyword: automation, multileaf-collimator, quality-control, statistical-process-control
AQUAでは、「MLC Leaf and Jaw Position test」 によってMLCおよびJawの包括的な精度を複数のMV画像の取得 ~ 解析までを一連で実施することができます。本論文ではこの解析におけるアルゴリズムや解析結果について述べられています。
掲載日: 2023/08/21

“A method for patient-specific DVH verification using a high-sampling-rate log file in an Elekta linac”

Nishiyama, Shiro, and Akihiro Takemura.
Journal of applied clinical medical physics vol. 24,3 (2023): e13849
DOI:10.1002/acm2.13849
Keyword: log-file, patient-specific-qa, radiotherapy, volumetric-modulated-arc-therapy
この論文では、エレクタのリニアックにおける高サンプリングレートのログファイル(HLF)を用いた患者固有のDVH検証の方法が提案されています。研究では、HLFを使用して治療計画を作成し、実際の測定値と計算値を比較して精度を評価した結果、HLFベースの計算と測定の相対差はわずかであり、患者固有のDVHパラメータの変化を高精度で検出できることが示されています。著者らはこの手法は、患者固有の線量検証を簡素化し、正確性と感度を保ちながら効率的な検証手法を提供する可能性があると述べています。
掲載日: 2023/07/31

“Consistency of small-field dosimetry, on and off axis, in beam-matched linacs used for stereotactic radiosurgery.”

Muñoz, Luis et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 22,2 (2021): 185-193.
DOI:10.1002/acm2.13160
Tsuneda, Masato et al.
Keyword: elekta, matched-linacs, off‐axis, small‐field-dosimetry, srs
この論文は、Rijkenらが推奨する基準を用いてビームマッチされた4台のエレクタリニアックにおいて、軸上と軸外での小照射野の線量の一貫性を調査しています。調査の結果、リニアック間のOPFの最大変動はCAXで1.3%、軸から15cmずれたところで1.9%であったことを報告しています。これらの結果と他社製リニアックを含めた過去の研究結果を比較した上で、1cm x1cm までの小照射野において、中心軸上および軸外で高い一貫性を示していることを報告しています。
掲載日: 2023/07/27

“Transmission probability filter optimization for Agility MLC in Monaco treatment planning system”

Thewes, Lena et al
Journal of applied clinical medical physics, e14105. 26 Jul. 2023
DOI:10.1016/j.tipsro.2023.100217
Keyword: mlc-transmission-in-monaco-tps, transmission-probability-filters
本研究では、AGLで導入されたVersaHDにおけるMonacoのビームモデルに登録するMLC透過パラメータを決定しています。これらのパラメータは、ポイント線量測定と複数の照射野を使用して調整された後、25プランのγ pass率を評価しました。その結果、25プランにおける pass率は97.8%〜98.5%でした。また、この研究で得られた6MVのパラメータは、先行研究の結果と一致しており、AGLビームモデルを使用する場合は共通したパラメータを使用できる可能性があることを報告しています。
掲載日: 2023/07/26

“Delivery accuracy of VMAT on two beam-matched linacs provided by accelerated go live service”

Tsuneda, Masato et al.
J Appl Clin Med Phys e14071 (2023):1-9
DOI:10.1002/acm2.14071
Keyword: beam-data-collection, beam-matching, commissioning, patient-specific-qa, vmat
AGLモデルでビームマッチングされた2台のElektaリニアックを用いて、ビーム特性や患者検証の観点からAGLの性能を評価しています。PDDの線量差はビルドアップ領域を除いて±1%以内、OCRの平均γ指数は0.3以内、出力係数とDMLCの出力試験は線量差が±0.5%以下と良好な一致が見られました。VMATのプラン検証ではγパス率(2mm/2%)が全てのプランで95%以上であり、多様な腫瘍部位の治療に対して、正確な再現性を提供すると結論付けています。
掲載日: 2023/07/19

“Dosimetric evaluation of the gantry sag effect in clinical SRS plans.”

Borzov, Egor et al.
BJR open vol. 1,1 20180026. 13 Feb. 2019
DOI:10.1259/bjro.20180026
Keyword: aqua, epid, isocenter
本研究では、Brain SRSプランにおけるガントリーサギング効果の影響を評価しています。Monaco上でガントリーのサギング効果を付加したプランをシミュレーションし、オリジナルのプランと比較した結果、ガントリーのサギングが±1mmまでは、コプラーナ、ノンコプラーナ照射の両方でPTVやOARに対して臨床的に影響のある線量変化は生じないことを示しています。
掲載日: 2023/04/21

“Impact of electronic portal image quality on Elekta AQUA® collimator isocenter.”

Norvill, Craig A J.
Journal of applied clinical medical physics, e13934. 1 Mar. 2023
DOI:10.1002/acm2.13868
Keyword: aqua, epid, isocenter
本研究ではAQUA v3.0の「MLC Leaf and Jaw Position」で決定したコリメータアイソセンター位置とMATLABスクリプトを用いた自作ソフトウェアにて算出したコリメータアイソセンター位置を比較しています。13台のリニアックで検証した結果、EPID画像の画質が良好な場合は、両者の差異は1 pixelに相当する大きさ (0.25mm) 程度であり、これは算出するアルゴリズムの違いに起因するものであると考察されています。
掲載日: 2023/03/16

"Electronic Portal Image Device Dosimetry for Volumetric Modulated Arc Therapy"

Tatsumi, Daisaku et al.
Nihon Hoshasen Gijutsu Gakkai zasshi vol. 69,1 (2013): 11-8.
DOI: 10.6009/jjrt.2013_jsrt_69.1.11
Keyword: dose-rate-dependence, epid-dosimetry, qa, vmat
Elekta製リニアックを使用して、VMATのEPID dosimetryを実施する手法を検討した論文です。VMAT 特有の線量率変化やガントリー回転に関する検討、および前立腺 VMAT の線量検証結果について、従来法であるフィルム検証や二次元半導体検出器と比較しElekta VMATにおけるEPID dosimetry は十分な測定精度を有することが示されました。
掲載日: 2023/03/15

"定位放射線照射における放射線アイソセンタの定量的管理手法の構築"

辰己 大作, 家永 晃功, 中田 良成, 四方田 あかね, 井上 誠, 市田 隆雄, 細野 雅子
日本放射線技術学会雑誌 68巻10号 1333-39
Keyword: elekta-synergy, isocenter-accuracy, mmlc, winston-lutz-test
アイソセンタの位置精度をWinston-Lutz testによって,簡便かつ定量的に管理する手法を構築した大阪市立大学の論文です。
掲載日: 2023/03/14

"マイクロマルチリーフコリメータを用いた定位放射線照射システムの機械的精度評価"

辰己 大作, 中田 良成, 堤 真一, 坂本 真理子, 井上 誠, 市田 隆雄, 細野 雅子
日本放射線技術学会雑誌 67巻10号 1267-74
Keyword: elekta-synergy, isocenter-accuracy, mmlc
Elektaリニアックにマイクロマルチリーフコリメータを取り付けた場合のMVアイソセンタの精度評価手法を確立した論文です。
掲載日: 2023/03/13

"Characterization of a dynamic multi-leaf collimator for stereotactic radiotherapy applications"

G A Godwin, J B Simplson and K V Mugabe
Physics in Medicine and Biology 57 (2012) 4643-4654
Keyword: apex
外付けMLCであるmMLCの特性を調査した論文です。ビームの特徴として、リーフ間の漏洩、照射野の辺縁線量、全散乱係数を、機械的特徴として、光照射野と実照射野の誤差や、リーフポジションとアイソセンタ指示点の精度が確認されています。AAPMなどから報告されている精度の推奨値が十分満たされていることを示しています。フラットビームの6MVと10MVのみが対象となっています。
掲載日: 2023/03/12

"Three-dimensional radiochromic film dosimetry for volumetric modulated arc therapy using a spiral water phantom"

Tanooka M, Doi H, Miura H, Inoue H, Niwa Y, Takada Y, Fujiwara M, Sakai T, Sakamoto K, Kamikonya N, Hirota S
J Radiat Res. 2013 Nov;54:1153-9
Keyword: radiochoromic-film, spiral-phantom, vmat
VMAT検証用の新しい水ファントムの物理検証に関する兵庫医科大学の論文です。ガフクロミックフィルムをスパイラル面に配置しています。
掲載日: 2023/03/11

"Dose verification of volumetric modulated arc therapy (VMAT) by use of in-treatment linac parameters"

Haga A, Sakumi A, Okano Y, Itoh S, Saotome N, Kida S, Igaki H, Shiraishi K, Yamashita H, Ohtomo K, Nakagawa K
Radiol Phys Technol. 2013 Jul;6(2):335-42
Keyword: dose-reconstruction, linac-parameter, vmat
VMAT治療中に記録したリニアックの動作パラメータを治療計画装置に転送し、線量分布を再計算して評価した東京大学の論文です。
掲載日: 2023/03/10

"Minimum requirements for commissioning and long-term quality assurance of Elekta multi-leaf collimator for volumetric modulated arc therapy"

Tatsumi D, Nakada R, Yomoda A, Ishii K, Tsutsumi S, Inoue M, Ichida T, Hosono MN, Miki Y
Radiol Phys Technol. 2013;6:98-106
Keyword: commissioning, leaf-position-accuracy, mmlc, vmat
VMATに関して、エレクタ製マルチリーフコリメータのコミッショニングと長期的な精度管理指針を提案した大阪市立大学の論文です。
掲載日: 2023/03/09

“Simple proposal for dosimetry with an Elekta iViewGT™ electronic portal imaging device (EPID) using commercial software modules.”

Liebich, Janett et al.
Strahlentherapie und Onkologie : Organ der Deutschen Rontgengesellschaft ... [et al] vol. 187,5 (2011): 316-21.
doi:10.1007/s00066-011-2176-z
Keyword: amorphous-silicon-epid, dose-response, epid-dosimetry, imrt-verification
iViewGTのEPIDを線量測定に用いるためにEPID信号の再現性、および線量・線量率・フィールドサイズの特性を報告した論文です。キャリブレーションされたEPIDのプロファイルは、治療計画システムによって計算された線量プロファイルと一致し、フィールド内領域の最大偏差は2〜3%でした。
掲載日: 2023/03/08

"Direct impact analysis of multi-leaf collimator leaf position errors on dose distributions in volumetric modulated arc therapy: a pass rate calculation between measured planar doses with and without the position errors"

Tatsumi D, Hosono MN, Nakada R, Ishii K, Tsutsumi S, Inoue M, Ichida T, Miki Y
Phys Med Biol. 2011;56(20)
Keyword: mlci, vmat
VMAT照射におけるElekta製MLCiのリーフ誤差が線量分布に与える影響を評価する方法を提案し、実測結果を報告した最初の論文です。
掲載日: 2023/03/07

“Dosimetric characterization of the iBEAM evo carbon fiber couch for radiotherapy.”

Smith, David W et al.
Medical physics vol. 37,7 (2010): 3595-606.
doi:10.1118/1.3451114
Keyword: carbon-fiber, radiochromic-film, radiotherapy, surface-dose, transmission-measurements
BEAM evoカーボンファイバーカウチ(CFC)の線量測定特性を特徴づけ、CFCの存在によるTPS(XiO,Oncentra)の計算精度を評価した論文です。 CFCの存在により、表面線量とビルドアップ領域の線量が増加することも示されました。 臨床を開始する前に、様々なガントリー角度の減衰測定と表面線量測定を含める必要があります。
掲載日: 2023/03/06

“Effects of collimator backscatter in an Elekta linac by Monte Carlo simulation.”

Kairn, T et al.
Australasian physical & engineering sciences in medicine vol. 32,3 (2009): 129-35.
doi:10.1007/BF03178640
Keyword: linear-accelerator, monte-carlo-dose-calculation, radiation-therapy, scatter
モンテカルロシミュレーションコード BEAMnrcを用いて、モニタチェンバへの後方散乱を調査した報告です。 エレクタリニアックでは Backscatter plateによって、照射野サイズによらず後方散乱が一定となることが示されました。
掲載日: 2023/03/05

"Quality assurance of volumetric modulated arc therapy using Elekta Synergy"

Haga A, Nakagawa K, Shiraishi K, Itoh S, Terahara A, Yamashita H, Ohtomo K, Saegusa S, Imae T, Yoda K, Pellegrini R
Acta Oncol. 2009;48(8):1193-7
Keyword: vmat
エレクタのリニアックコントローラのログファイル機能を用いてVMAT照射中の機械パラメータなどを実測し、治療計画装置からの処方と比較して制御誤差を評価すると共に、実測パラメータを治療計画装置に送り線量分布を再計算した東京大学の論文です。エレクタのログファイル機能をVMATの検証に利用したのは、この報告が世界初です。
掲載日: 2023/03/04

"An integral quality monitoring system for real‐time verification of intensity modulated radiation therapy."

Islam, Mohammad K., et al.
Medical physics 36.12 (2009): 5420-5428.
DOI:10.1118/1.3250859
Keyword: igart, imrt, large-area-ionization-chamber, on-line-treatment-verification, real-time-quality-assurance
プロトタイプのIntegrated quality monitor (IQM)システムの評価結果が報告されています。IMRT Step and Shoot のセグメントを評価した最初の検証結果は、システムによる測定と予測が平均で1%以内に一致していることを示しています。しかし、マシン出力、MLCリーフやジョーの位置、ビーム平坦度の変動の影響を評価するには、さらに調査が必要と示唆しています。システムの基本的なデザインを理解する上で参考になる文献でもあります。
掲載日: 2023/03/03

“Clinical experience with EPID dosimetry for prostate IMRT pre-treatment dose verification.”

McDermott, L N et al.
Medical physics vol. 33,10 (2006): 3921-30.
DOI: 10.1118/1.2230810
Keyword: electronic-portal-image-device, quality-assurance
In-houseソフトウェアおよびエレクタリニアックに搭載されたEPIDをpatient specific QAツールとして利用を試みた論文です。本ツールによって測定された前立腺がんIMRT患者の結果はフィルム(EDR2)と電離箱によって測定された結果と良好な一致を示しています。さらに、計画線量と比較した結果、20名中7名の患者で許容を超えた原因を考察し、TPSに登録されているTongue &Grooveに関連するパラメータを修正することでより良い一致を示したことを報告しています。著者らは、EPIDは効率的で正確な線量測定ツールであり、従来のpatient specific QAツールの代替となる可能性があることを示しています。
掲載日: 2023/03/02

“Influence of ion chamber response on in-air profile measurements in megavoltage photon beams”

Tonkopi,E et al.
Medical Physics vol.32,9(2005):2918-2927
DOI:10.1118/1.2011090
Keyword: buildup-cap, mini-phantom, oar, the-monte-carlo-simulations
EGSnrcシステムのMCシミュレーションを用いて、電離箱線量計の応答がMVビームの空気中OAR測定に与える影響について調査されています。本論文では線量計の配置方向(水平・垂直)の違いによる軸外線量の算出方法を提示しています。またビルドアップキャップの素材の違いについて検討し、空気中OAR測定には高原子番号のビルドアップキャップよりも低密度のミニファントムが推奨されると述べられています。空気中OARが入射エネルギーと照射野の大きさに敏感であるため、MCビームコミッショニングに非常に有用であるという結論を確認するものであったとしています。
掲載日: 2023/03/01

“Challenges in modeling the Agility multileaf collimator in treatment planning systems and current needs for improvement”

Hernandez,V et al.
Medical Physics vol.49,12(2022):7404-7416
DOI:10.1002/mp.16016
Keyword: agility, leaf-tip-effects, mlc-geometry, parameters, the-rounded-leaf-end
本論文ではAgilityのMLC形状における利点について述べながら、その設計特性をMLCパラメータで決定する際の注意点や難しさについて言及しています。パラメータ設定のアプローチは多様ではあるものの、個々のMLCパラメータの効果を臨床計画で分離することは困難とし、こういった場合に平均的なパラメータの提示は異常値を防止するのに役立つと述べられています。パラメータの設定にはトレードオフが必要であり、最適なMLCパラメータは使用する治療計画の特性に依存するため慎重に設定する必要があるとしています。
掲載日: 2023/03/01

“Clinical Efficacy of an Electronic Portal Imaging Device versus a Physical Phantom Tool for Patient-Specific Quality Assurance.”

Baek, Seung-Hyeop, et al.
Life 12.11 (2022): 1923.
https://doi.org/10.3390/life12111923
Keyword: epid, portal-dosimetry-software, quality-assurance, radiotherapy
本研究では、EPIbeamを使用して患者ごとのプランQAツールとしての適性を評価しています。様々な腫瘍部位のIMRTおよびVMAT計画において、ガンマ評価とPTVサイズに基づき、2 次元アレイ検出器との比較検討を行っています。また、EPIDの直線性、照射野係数、線量率依存性、ビームプロファイルなどの線量特性の評価も行われています。結果として、EPIbeamが有効なプランQAツールになり得ると述べられています。
掲載日: 2022/12/22

“Quality control methods for linear accelerator radiation and mechanical axes alignment”

Letourneauet , Daniel al.
Medical Physics vol.45,6(2018):2388-2398
DOI:10.1002/mp.12910
Keyword: linear-accelerator, mechanical-and-radiation-isocenter, quality-control, stereotatic-body-radiotherapy
ビーム軸とリニアックの機械的回転軸(コリメータ、ガントリー、カウチ)のアライメントを評価するテストスイートを開発し、その有用性を検証しています。ボールベアリングを含んだ独自のファントムを撮影し、取得したMV画像からアライメントの解析を行っています。この研究で、ビーム軸と上記3つの機械的回転軸の間のずれを1㎜以下で検出できることを実証しています。また、このテストスイートのメリットとして、簡単なファントムのセットアップと処方に基づくビーム照射、自動画像解析により、30~35分で実行可能であることを挙げています。展望として、複雑なQC作業を合理化し、ビームステアリングやガントリー、カウチの調整によるアイソセンタの変位性能の改善に利用できると結論づけています。
掲載日: 2022/11/29

“Clinical pilot study for EPID-based in vivo dosimetry using EPIgray™ for head and neck VMAT.”

Halliday, Sophie D., et al.
Physical and Engineering Sciences in Medicine (2022): 1-6.
DOI:10.1007/s13246-022-01184-6
Keyword: clinical-pilot-study, epigray™, head-and-neck-vmat, in-vivo-dosimetry
この研究では、EPIgrayを用いた頭頸部VMATのin vivo線量測定の臨床パイロットスタディについて詳述しています。3ヶ月間で12人の患者と32の治療フラクションで評価しており、治療計画システムの線量とEPIgray再構成線量との間の線量偏差の統計分析により、この施設における頭頚部VMATでは偏差許容範囲±7.0%としたと述べられています。
掲載日: 2022/10/31

“Sensitivity of the IQM and MatriXX detectors in megavolt photon beams.”

Oderinde, Oluwaseyi Michael, and Freek du Plessis.
Reports of practical oncology and radiotherapy : journal of Greatpoland Cancer Center in Poznan and Polish Society of Radiation Oncology vol. 24,5 (2019): 462-471.
DOI:10.1016/j.rpor.2019.07.007
Keyword: iqm-detector, matrixx-detector, quality-assurance, sensitivity
本研究では,Integrated Quality Monitoring(IQM®)システムとMatriXX検出器の感度を評価しています。いくつかの3D-CRT プランを用いた検証の結果、IQMおよびMatriXX 検出器は、0.5 mm の MLC および Jaws 位置誤差と 1% の線量増加に対する感度を有しており、両方の検出器が患者検証に使用できることを報告しています。
掲載日: 2022/10/31

“Evaluation of Elekta Agility multi‐leaf collimator performance using statistical process control tools”

Meyers,Sandra M.et al.
J Appl Clin Med Phys vol20, 7 (2019): 100-108
DOI: 10.1002/acm2.12660
Keyword: control-charts, multi-leaf-collimator, quality-control, sbrt-treatment-delivery, statistical-process-control
Elekta Agility のMLCリーフ位置決め性能と安定性を複数台のリニアックで長期間にわたり評価している論文です。先行研究で使用した“MV画像を用いた自動QCテスト”と管理チャートを用いてMLCの特性や経時的な挙動の要因を分析しています。リニアック13台のリーフ位置の誤差は -1.30~1.16mm(平均-0.01mm)、平均457日間持続して±1mm以内に収まり、経時的に高い精度と性能を発揮することが示唆されています。また、位置誤差の増加や制御不能事象に至る要因として、整備作業やビームスポットの動き、画像アーチファクトなど多くの要因があるとしています。本研究では、潜在的なドリフトの検出や適切な是正措置を行うために、±1mmの許容範囲で毎月MLC QCテストを行うという現在の推奨を支持しています。
掲載日: 2022/09/29

“Investigation of pixel scale calibration on the Elekta iView electronic portal imager”

Norvill, Craig, and Simon Goodall.
Journal of applied clinical medical physics vol. 22,8 (2021): 148-155.
DOI:10.1002/acm2.13339
Keyword: elekta, iview, pixel-scale
この論文ではiViewGTのPixel Scale Factor (PSF)のばらつきについての検証をしています。MATLABを用いて10台のLinacのPSFを検証し、パネルの個体差やIn-plane,Cross-planeでのPixel scaleを算出しばらつきの検討をしています。 最終的にEPIDを使用する外部のソフトウェアを使用する際は、個々のキャリブレーション係数を用いる必要があると結論づけています。
掲載日: 2021/06/16

“Investigation of Elekta AQUA software for kilovoltage to megavoltage radiation isocenter coincidence.”

Norvill, Craig et al.
Physical and engineering sciences in medicine, 10.1007/s13246-021-01014-1. 25 May. 2021,
doi:10.1007/s13246-021-01014-1
Keyword: aqua, gantry, isocenter, quality-assurance
AQUA v2.02では、設置されたボールベアリングに対するMVアイソセンターの一致を「Isocenter Runout Gantry Test」により、複数のMV画像の取得 ~ 解析までを一連で実施することができます。著者らは7台のエレクタリニアックにおいて、AQUAおよび同様の機能を持つ市販のソフトウェアで算出したMVアイソセンターを比較した結果、両者は0.1±0.1mmで一致したことを報告しています。
掲載日: 2021/05/25

“Basic Research on Comparative Evaluation of Calculated Dose Distribution Using Monte Carlo Algorithm-equipped Treatment Planning Systems in Volumetric Modulated Arc Therapy”

Toyota, Masahiko et al.
Nihon Hoshasen Gijutsu Gakkai zasshi vol. 77,8 (2021): 795-804.
doi: 10.6009/jjrt.2021_JSRT_77.8.795
Keyword: independent-absorbed-dose-calculation, monaco, monte-carlo, volumetric-modulated-arc-therapy-(vmat)
Monacoの XVMCおよび他社TPSの同世代線量計算アルゴリズムの線量計算コミッショニングをESTRO Booklet 7に基づいて評価しています。さらにAAPM TG-119やAAPM TG-218に基づき、両アルゴリズムで計算された頭頸部 VMAT 臨床症例の線量分布について比較および評価しています。それらの評価結果から、著者らはMonacoの XVMCは他社TPSの同世代線量計算アルゴリズムと同等で、良好な実測との一致を報告しています。
掲載日: 2021/05/05

“Commissioning of a Versa HDTM linear accelerator for three commercial treatment planning systems”

Laub, Wolfram U et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 22,3 (2021): 72-85.
doi: 10.1002/acm2.13180.
Keyword: beam-modeling, linear-accelerator-commissioning, monaco, versa-hd
本論文では3つのTPS (Monaco、Pinnacle、Eclipse)におけるVersaHDのためのビームデータ測定とモデリングについて説明しています。コミッショニングの結果、3つのTPSとエレクタリニアックの組み合わせすべてにおいて臨床的に使用可能な基準を満たしていることを報告しています。著者らは、この結果を踏まえて放射線治療を実施する施設では、様々なベンダーの製品が混在する場合があり、その場合に運用に関する選択肢があることがユーザーにとって有益であると述べています。
掲載日: 2021/02/22

“An electronic portal image device (EPID)-based multiplatform rapid daily LINAC QA tool.”

Ma, Yangguang et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 22,1 (2021): 45-58.
doi:10.1002/acm2.13055
Keyword: electronic-portal-image-device, quality-assurance, quick-daily-check
EPIDベースのツールを使用したDailiyQAの有効性について評価した論文で、SynergyやVersaHD(FFF対応)のiViewGTについても評価しています。長期的なEPIDの位置の安定性や中心軸上の吸収線量の評価から、EPIDは平坦化フィルタの有無に関わらず、低コストで効率的なDailyQAのツールとして機能すると述べています。
掲載日: 2021/01/07

“Effect of an integral quality monitor on 4-, 6-, 10-MV, and 6-MV flattening filter-free photon beams.”

Nguyen THT, Yokoyama H, Kojima H, Isomura N, Takemura A, Ueda S, Noto K.
J Appl Clin Med Phys. 2021 Jan;22(1):76-91
doi:10.1002/acm2.13106. Epub 2020 Dec 3. PMID: 33270985; PMCID: PMC7856493
Keyword: beam-quality, integral-quality-monitor-(iqm), photon-energy
Synergyに透過型検出器「integral quality monitor(IQM)」を使用した場合の影響について調査した論文です。IQMの有無による表面線量、ビルドアップ線量、線質、PDD、Profileを評価しています。表面線量、ビスドアップ領域、およびプロファイルエッジにおけるビームの擾乱が報告されています。
掲載日: 2020/12/03

“Surface and build-up dose comparison between Elekta 6 MV flattening filter and flattening-filter-free beams using an advanced Markus ionization chamber and a solid water-equivalent phantom.”

Imae, Toshikazu et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 21,12 (2020): 334-339.
doi:10.1002/acm2.13094
Keyword: a-solid-water‐equivalent-phantom, build‐up, flattening-filter-(ff)-beam, flattening‐filter‐free(fff)-beam, ionization-chamber, surface-dose
Elekta製リニアックのFFFビームの表面線量をFFビームと比較した論文です。また、測定した表面線量とビルドアップ線量をVarian製リニアックの結果と比較しています。Elekta製リニアックによる表面線量とビルドアップ線量の割合、およびFFビームとFFFビーム間の線量差の割合は、Varianリニアックによるものよりもかなり小さいことが示されました。
掲載日: 2020/11/12

“Practical beam steering of X-ray beams on Elekta accelerators: The effect of focal spot alignment on beam (symmetry and position) and radiation isocentre (size and position).”

Chojnowski, Jacek M et al.
Physical and engineering sciences in medicine vol. 43,4 (2020): 1441-1450.
DOI:10.1007/s13246-020-00926-8
Keyword: agility
この研究では、Elektaリニアックにおける、焦点スポットの位置(オフセット)の変化に対する光子線の対称性とビームの中心位置の変化、および放射線アイソセンターのサイズと位置への影響を調査しています。焦点スポットオフセットとビームの対称性との間には高い関連性が観察されました。放射アイソセンターのサイズは、焦点が横(transverse)方向にシフトすることによって影響を受け、放射アイソセンターの縦方向(longitudinal)の位置は、焦点がGT方向にシフトすることによって影響を受けることが示されました。なお、光子線の対称性とビームの中心位置の変化は、ガントリにマウントしたIC Profilerを用いて測定されました。 この方法の独立した検証により、絶対偏差に関する焦点オフセットとビーム対称性は、それぞれ平均0.08 ±0.05 mm(1SD)と0.70 ±0.27%(1SD)でした。
掲載日: 2020/09/30

“Optimising the use of EPIgray for 3DCRT breast treatments.”

Rajasekar, Abinaya et al.
Physical and engineering sciences in medicine vol. 43,3 (2020): 1077-1085.
DOI:10.1007/s13246-020-00904-0.
Keyword: epigray, in-vivo-dosimetry, radiation-therapy, transit-dosimetry
この研究ではEPIgrayにおける検証誤差へ与える要因について検証をしてEPIgrayの堅牢性について検証をしています。照射条件の違いやパネルの位置ずれ、ポジショニングの位置ずれなどが検証結果へ与える影響を調べています。また、EPIgrayの検証では輪郭補正機能があり、パネルを移動して再検証することができます。この補正による偽陽性や偽陰性などへの影響も示しています。
掲載日: 2020/07/21

“ Monte Carlo Modeling of the Agility MLC for IMRT and VMAT Calculations”

Shingo Ohira et al.
in vivo 34: 2371-2380 (2020)
doi: 10.21873/invivo.12050
Keyword: agility-mlc, imrt, monte-carlo, qa, vmat
既存のMonte Carloコード(BEAMnrc/ DOSXYZnrc)を応用することで6MV Agility MLCのモデリングを実施し、その精度を調査した論文です。 作成したモデルによってリーフ透過線量、MLCによる不整形照射野の線量分布を計算し、電離箱とフィルムによる実測と比較した結果、両者は良い一致を示していることを報告しています。さらにIMRTおよびVMATプランでは実測とγ pass rate(3%/3mm, dose threshold = 50%)でそれぞれ99.5%、99.1%で一致しています。著者らは作成したモデルがPatient-specific QAおよびコミッショニングに利用できると述べています。
掲載日: 2020/06/22

“A relative comparison of neutron production between conventional and energy-matched flattening-filter-free (FFF) 10MV modes for an elekta linear accelerator”

Richard Delany et al.
Phys. Eng. Express 5 (2019) 047006
doi: 10.1088/2057-1976/ab2c6
Keyword: dosimetry, flattning-filter, neurton
10MVを超える高エネルギーを使用する場合、不要な中性子の生成が懸念されます。エレクタリニアックのFFF ビームはFFビームの深部線量特性に合わせるように調整されるため、最大エネルギーがFFビームよりも高くなることで、理論的には中性子の生成が多くなります。一方で、FFF ビームは中性子の発生源となるフラットニングフィルターが使用されないため、この点での中性子の生成は少なくなります。本論文では、このトレードオフの関係に焦点を当てています。著者らはVersa HDのFFFビームにおけるMU当たりの中性子線量は、FFビームの60%~80%程度であることを示しています。
掲載日: 2019/07/11

"Quantification and modelling of the dosimetric impact of the treatment couch in volumetric modulated arc therapy (VMAT)."

Zhang, R. H., et al.
International Journal of Radiation Research 17.2 (2019): 335-344.
DOI: 10.18869/acadpub.ijrr.17.2.335
Keyword: attenuation, buildup, couchtop, treatment-planning-system, volumetric-modulated-arc-therapy
iBEAMevoのカウチトップが放射線照射に与える影響を調査し、カウチ吸収の影響を低減する目的でカウチモデルをテストした論文です。カウチモデルの有無による臨床例の比較についても示されています。
掲載日: 2019/04/01

"Sensitivity of the IQM transmission detector to errors of VMAT plans."

Razinskas, Gary, et al.
Medical physics 45.12 (2018): 5622-5630.
DOI:10.1002/mp.13228
Keyword: iqm, on-line-dose-monitoring, quality-assurance, transmission-detector
この論文では、患者プランの事前QAにおいて、ガンマ解析を使用した標準的なQAアプローチと同等のパフォーマンスがIQMで得られることを示しています。更に、IQMによる解析において累積信号のみならず、セグメント毎の信号による評価方法、警告レベルとアクションレベルの設定方法について提案がされています。
掲載日: 2018/10/06

“Beam focal spot position determination for an Elekta linac with the Agility® head; practical guide with a ready-to-go procedure.”

Chojnowski, Jacek M et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 19,4 (2018): 44-47.
DOI:10.1002/acm2.12344
Keyword: beam-focal-spot, epid, quality-assurance
リニアックのビーム焦点は、ビームの平坦度や対称性などの線量測定およびアイソセンターサイズやアイソセンター位置などの幾何学的特性に影響を与えるため、コリメータの回転軸に配置する必要があります。この論文では、Agility Headのビーム焦点のスポットオフセットをEPIDで測定する方法が示されました。著者は正確で実用的であるため、毎月のQAとして含めることを提案しています。
掲載日: 2018/05/14

"An evaluation of the stability of image quality parameters of Elekta X-ray volume imager and iViewGT imaging systems."

Stanley, Dennis N et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 19,3 (2018): 64-70.
doi:10.1002/acm2.12289
Keyword: cbct, image-quality, imaging-dose, iveiwgt, xvi
本論文ではVersa HDに搭載されたXVIおよびiViewGTの画質と線量の長期安定性を評価しています。市販のイメージングQAファントムとソフトウェアを利用した18か月間の合計30回の測定結果から、各指標の平均値および標準偏差とその時間的変動を提示しています。さらに著者らは過去の研究を引用し、定期的なQAの許容値として各指標の測定結果の1σと2σをそれぞれ”Warning threshold” 、”Action threshold”として設定しています。
掲載日: 2018/03/09

"Comparison of MLC error sensitivity of various commercial devices for VMAT pre‐treatment quality assurance."

Saito, Masahide, et al.
Journal of applied clinical medical physics 19.3 (2018): 87-93.
DOI:10.1002/acm2.12288
Keyword: mlc-error, patient-qa, radiotherapy, vmat
VMATプランの事前検証に使用される様々な機器によるMLCエラーの感度を調査した論文です。対象となった機器はDelta4, 2D-array, ファーマ検出器、IQMの4つで、IQMは系統的なMLCエラーを検出するにおいて大きな利点があることが示唆しています。
掲載日: 2018/03/03

"Commissioning and evaluation of an electronic portal imaging device-based in-vivo dosimetry software"

Held, Mareike, et al.
Cureus 10.2 (2018)
DOI:10.7759/cureus.2139
Keyword: epid, external-beam-radiotherapy, finite-tissue-maximum-ratio-(ftmr), in-vivo-dosimetry, quality-assurance
この論文では、EPIgrayのEPIDベースのIn-vivo線量検証の精度を評価しています。矩形照射野とAAPM TG-119に基づいた治療計画に対して固体ファントムを用いて線量再構成精度の検証を行っています。アイソセンター付近の高線量領域ではおよそ3%以内、ターゲットの外側など低線量領域ではおよそ5%未満になり、安全な放射線治療のために、フラクション間の効率的なエラー検出など線量監視を可能にする有用なツールであると述べられています。
掲載日: 2018/02/02

"Real-time beam monitoring for error detection in IMRT plans and impact on dose-volume histograms."

Marrazzo, Livia, et al.
Strahlentherapie und Onkologie 194.3 (2018): 243-254.
DOI:10.1007/s00066-017-1245-3
Keyword: detector-sensitivity, -organs-at-ris, health-care, online-dose-verification, quality-assurance, transmission-detector
Step and Shoot IMRTにおいて、IQMシステムが照射中のエラーを検出できることが示されています。IQMシステムが検知するエラーとDVH変動との間に統計的に有意な相関関係があり、臨床ワークフローへの実装にあたり、アクションレベルを設定するにあたり役立つと提案されています。
掲載日: 2017/12/18

“Volumetric modulated arc therapy (VMAT) to deliver nodal irradiation in breast cancer patients.”

Iorio, Giuseppe Carlo, et al.
Medical Oncology 35.1 (2018): 1-8.
doi: 10.1007/s12032-017-1061-8
Keyword: breast-cancer, imrt, loco-regional-radiation, mlci2, monaco, nodal-radiotherapy, vmat
この論文では、乳がん発症ハイリスク患者における乳房温存または乳房切除の術後の局所リンパ節照射野をVAMTで実施した際の評価が示されています。患者45名に対し13.3%にG2の急性皮膚毒性が見られ、後期皮膚毒性として6名がG1の硬結/線維症そして1名がG2であったが、肺や心臓への毒性は見られず、VMATによる治療は安全かつ効果的であると結論付けられています。
掲載日: 2017/11/24

“Quantification and comparison the dosimetric impact of two treatment couch model in VMAT.”

Zhang, Ruohui et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 19,1 (2018)
DOI: 10.1002/acm2.12206
Keyword: carbon-fibre-couch-top, couch-model, dose-attenuation, monaco
iBeamEvoのカウチモデリングの条件についてMonacoで検証しています。構成を一つにするのか分けるのか、そしてMonacoのグリッドサイズについてそれぞれ調べ、傾向を示しています。この論文では構成を二つ分けることによって構成部分のボリュームによって誤差が大きくなっており、単一の電子密度でモデリングすることを薦めています。
掲載日: 2017/11/02

"Error detection capability of a novel transmission detector: a validation study for online VMAT monitoring."

Pasler, Marlies, et al.
Physics in Medicine & Biology 62.18 (2017): 7440.
DOI:10.1002/acm2.12014
Keyword: intra-fraction-linac-monitoring, online-dose-verification, quality-assurance, transmission-detector, volumetric-modulated-arc-therapy-(vmat)
照射時に発生する可能性がある様々なエラーを検知できるか15のVMATプランプランを用いて検証しています。検証には従来の患者プランQAで使われている2次元検出器との比較が行われ、意図的にエラーを加えたプランでは、DVH偏差およびγ解析と高い相関関係があることが示されました。結語に、IQMは治療ルーチンにおけるオンラインビームモニタリングに適していると記しています。
掲載日: 2017/09/01

"Characterization and evaluation of an integrated quality monitoring system for online quality assurance of external beam radiation therapy."

Hoffman, David, et al.
Journal of applied clinical medical physics 18.1 (2017): 40-48.
DOI:10.1002/acm2.12014
Keyword: external-beam-radiation-therapy, ion-chamber, quality-assurance
IQMが及ぼす光子線のフルエンスや線量への影響、光子線のフルエンスの変化の検出、およびIQMシステムに統合された気圧計、温度計、傾斜計の精度を検証し、結果を記した論文です。検出器による透過は、トレイファクタとして治療計画装置に反映させると記載があります。
掲載日: 2016/11/29