MPC

Monaco Plan Competiton

Monaco Plan Conference 5thの開催情報

頭頸部に対するMonaco-VMAT治療計画の線量分布と治療計画の工夫点などをご講演いただきます。

  • 開催日時:2024年2月20日(火)19:00~
  • 参加形式:オンライン開催
  • 参加資格:Monacoユーザー(医師、診療放射線技師、医学物理士)であれば、 どなたでも参加いただけます(無料)

Monaco Plan Competition 5thの開催情報

  • 登録期間:2023年10月31日(火)~12月12日(火)
  • テーマ:頭頸部に対するMonaco-VMAT治療計画
  • ご監修:国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 放射線治療科部長
  • 参加資格:Monacoユーザー(医師、診療放射線技師、医学物理士)であれば、 どなたでも参加いただけます(無料)

Monaco Plan Competitionとは?

Webのスコアリングシステムを利用した、治療計画のコンペティション大会です。
共通のCT画像とRT-Structureを用いて、治療計画を立てていただき、日本国内のMonacoユーザー様とテクニックをご共有していただく企画となっております。
Monacoのユーザーさま(医師、診療放射線技師、医学物理士)であれば、どなたでも参加いただくことが可能です(無料)。

Elekta Plan Meisterを創設いたしました

Monaco Plan Competition にて上位3位以内に3回入賞された方を、Elekta Plan Meisterとして表彰させていただくことになりました。
特製ピンバッジも贈呈いたします。
ぜひ継続してご参加いただければ幸いです。

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過去の開催報告

第5回目開催報告

第5回目は2023年10月31日(火)~12月12日(火)の期間で頭頚部をテーマとし、大きなターゲットに対する線量のカバーとリスク臓器の線量低減を目指したVMAT治療計画をご作成いただく内容で実施し、15名の方にご応募いただきました。
今回は、浅井佳央里先生(国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 放射線治療科 部長)にご監修いただき、公正かつ公平な審査の元、上位3名の方が決定いたしました。 本企画のレビュー会「Monaco Plan Conference 5th」を2024年2月20日に開催し、頭頚部に対するMonaco-VMAT治療計画の線量分布と治療計画の工夫点などをご紹介いただきました。

【浅井佳央里先生からのメッセージ】
Kaori Asai

第5回のプランコンペでは、上咽頭癌に対する全頸部照射の症例を採用しました。Two-step法での治療を前提に、体積が大きく、リスク臓器に囲まれたターゲットに対して、homogeneityの高い照射野を作成していただくことを目標としました。日常臨床ではひょっとしたら(PTVを優先するために)線量制約をかけないかもしれない臓器にも線量制約を設定し、難易度を高めに設定しましたが、上位入賞の先生方には、素晴らしいプランを作成していただきました。今回のコンペが皆様の日常臨床の一助となりましたら幸いです。

上位3名の先生方のコメント

高知医療センター 放射線治療技術科 診療放射線技師 竹中 俊之 先生

臨床でもよく経験する頭頸部の治療計画で様々な設定・方法を試すことができ、Monacoの特性をより理解できました。

大牟田市立病院 放射線治療科 医学物理士 小柳 浩司 先生

頭頚部IMRTについて、改めて深く考える機会となり、大変勉強になりました。今回得ることのできた知見を、日常臨床に生かしていきたいと思います。

奈良県総合医療センター 放射線部 診療放射線技師 花井 諒 先生

普段の臨床で使用している手法の有効性の評価とプラン作成プロセスを学ぶ有益な機会となりました。

第4回目開催報告

第4回目は2022年10月25日(火)~12月1日(木)「HDRS(VMATおよびDynamic Conformal Arc)または3DCRTによる肺の定位照射」をテーマに実施し、32名の方にご応募いただきました。
今回は、冨士原将之先生(兵庫医科大学 放射線医学教室 講師)にご監修いただき、公正かつ公平な審査の元、上位3名の方と今回より特別賞の方1名が決定いたしました。本企画のレビュー会「Monaco Plan Conference 4th」を2023年2月2日に開催し、肺の定位照射の治療計画について、線量分布と治療計画の工夫点などをご紹介いただきました。

【冨士原将之先生からのメッセージ】
冨士原将之先生

今回のプランコンペでは、典型的な体幹部定位放射線治療の適応となる早期肺癌の症例を採用いたしました。皆様、MUによる減点でプランに難渋されたのではないかと思います。 提供した計画用のCT画像自体は、呼吸性移動を加味していませんが、通常なら呼吸性移動を考慮した治療計画が求められる部位です。計画装置上の線量分布は、VMATにかなうものはないと思われますが、今回はVMAT以外の方法も考えていただくきっかけとなればという思いから、今回のような配点としました。 上位入賞の先生方はDCATを、特別賞の石川先生は3D-CRTを用いてすばらしいプランをご提示いただきました。 今回のプランコンペが、今後の定位照射の治療計画における一助となれば幸いです。

上位3名の先生方のコメント

船橋市立医療センター 放射線治療科 医学物理士金井 悟史 先生

DCATの特長を引き出す関数の使い方や設定方法の理解を深める良い機会になりました。

香川県立中央病院 放射線科 部長片山 敬久 先生

これまでDCATを用いた計画を立てたことが無かったので、大変勉強になりました。

高知医療センター 放射線治療技術科 診療放射線技師竹中 俊之 先生

臨床で使用している手法の評価や改善につながる良い経験になりました。

特別賞受賞の先生のコメント

奈良県総合医療センター 放射線治療科 医長石川 一樹 先生

Monacoを用いると、肺定位の3DCRTプランは作成しやすかったです。

第3回目開催報告

第3回目は2021年11月29日(月)~12月27日(月)「Robust Templateによる前立腺VMAT治療計画」をテーマに実施し、14名の方にご応募いただきました。
今回は、冨士原将之先生(兵庫医科大学 放射線医学教室 講師)にご監修いただき、公正かつ公平な審査の元、上位3名の方と今回より特別賞の方1名が決定いたしました。本企画のレビュー会「Monaco Plan Conference 4th」を2023年2月2日に開催し、肺の定位照射の治療計画について、線量分布と治療計画の工夫点などをご紹介いただきました。

【白井克幸先生からのメッセージ】
白井克幸先生

第3回のプランコンペでは前立腺癌のIMRTの症例といたしました。前立腺癌に対するIMRTにおいては、各々のご施設でさまざまな工夫をされ、実際に治療を行なっているかと思います。
私自身は晩期の直腸出血を起こさないために、直腸の線量制約には気をつけてプランを作るようにしており、今回の採点でも直腸線量にウェイトを置くようにいたしました。
テンプレートコンペティションだったため、2例用意させていただきました。一例はやや難しい症例でありましたが、上位入賞者の先生方は素晴らしいプランをご作成していただきました。
皆様のご施設での日々の治療計画のご参照になれば幸いです。

【高橋侑大先生からのメッセージ】
白井克幸先生

監修という立場で参加させては頂きましたが、臨床に則した数々のプランニングを拝見させて頂き、大変有意義な時間となりました。日頃から治療計画をしているとどうしてもその技法が凝り固まっていくものかと思いますが、今回様々な考え方に触れることで、私もまた知見を広げることができたように思います。
今回の点数配点では最終的に点差はついておりますが、この点差はあくまでもコンペティション用であり、また今回の2症例の中での微々たる差かと思います。今後皆様が臨床において、これらを多くの症例に活用されることで、どのテンプレートも更にブラッシュアップされ、最終的にベストな形になっていくものかと思います。
是非、今回の内容が、今後の皆様の糧になることを願っております。

上位3名の先生方のコメント

船橋市立医療センター 放射線治療科 医学物理士金井 悟史 先生

Monacoならではのテンプレートを用いた課題で、すぐに臨床に生かせそうです。

長崎原爆病院 放射線科部 医学物理士堀 大輔 先生

コスト関数の特性の理解が深まりました。

千葉大学医学部附属病院 放射線部 医学物理士古山 良延 先生

入賞を目指して工夫する中で、普段は使わない様々な手法を試したことが非常に良い経験になりました。

第2回目開催報告

第2回目は2021年4月26日(月)~6月7日(月)「多発性脳転移に対する治療計画」をテーマに実施し、14名の方にご応募いただきました。
今回は、菅原 信二先生(東京医科大学 放射線医学分野 教授 / 東京医科大学茨城医療センター放射線科 診療科長・放射線部 部長)と圓谷 明男先生(東京医科大学茨城医療センター放射線部 診療放射線技師 技師長)にご監修いただき、公正かつ公平な審査の元、上位3名の方が決定いたしました。
本企画のレビュー会「2021年7月20日にMonaco Plan Conference 2nd」を2021年7月20日に開催し、上位3名の方に、多発脳転移に対するMonacoの治療計画について、線量分布と工夫点についてご解説いただきました。

【菅原信二先生からのメッセージ】
菅原信二先生

2回目Plan Competitionは10個の多発脳転移をターゲットにしており、OARを守りながらもcomformityを上げるために工夫が必要な症例でしたが、多くの方の参加をいただきました。上位4名の先生方の点数差は僅差でした。
Arcを分割して計算させると、よりcomformityの高い計画ができることを発見された先生がおられたりして、Monacoを使いこなす技が磨ける企画となりました。

圓谷明男先生

日頃から患者に少しでも良い照射が出来る様に日々工夫され頑張っている様子が良くわかりました。 他施設の先生方のプランを見させていただき、ここまで線量分布の最適化ができるのかと驚きとともに、自分の未熟さも良く分かりました。 ユーザが装置の限界を決めてしまっては最高の治療を患者に提供できません。Monaco Plan Competition は、Monacoの実力を引き出し、Monacoユーザのレベルアップに非常に良い取り組みですので、今後も続けて頂きたいと思います。

上位3名の先生方のコメント

長崎原爆病院 放射線科部 医学物理士 堀 大輔 先生

様々な方法を試すことができ、より理解が深まりました。

長崎大学病院 放射線科 宮崎 修平 先生

たくさんのことを学ぶことができました。ありがとうございました。

長崎大学病院 放射線科 宮崎 修平 先生

盾が欲しかったので頑張りました(笑)。日常臨床にも使える手法をいろいろと知ることができて良かったです。

第1回目開催報告

初の試みで、第1回目を2020年10月5日(月)~11月6日(金)に実施し、約50名の方にチャレンジしていただきました。
大栗隆行先生(産業医科大学病院放射線治療科准教授)にご監修をお務めいただき、公正かつ公平な審査の元、上位3名の方が決定いたしました。
Monaco Plan Conferenceと題したレビュー会を2021年1月20日に開催し、この上位3名の方には、ご自身の立案した治療計画とそのポイント等をご講演いただきました。

【ご監修:大栗隆行先生からのメッセージ】
大栗隆行先生

初めての試みでしたが、多くの参加を頂きました。上位3名の先生方の点数差は僅差でした。
普段用いない制約関数や最適化モードの使用など、MonacoのIMRT計画技術向上のための実り深い企画となりました。

上位3名の先生方のコメント

日本赤十字社長崎原爆病院 放射線科部 堀 大輔 先生

Monacoの様々な機能を積極的に試すことができ,スキルアップにつながりました。

船橋市立医療センター 放射線治療科 金井 悟史 先生

これまで思いつかなかった手法を試す良い機会になりました。

香川県立中央病院 放射線科 片山 敬久 先生

治療計画を良くする方法をたくさん知ることができ、とても良かったです。

今後について

本ページにて過去開催の情報や今後の予定などをアップデートさせていただきますので、ぜひお気軽に本サイトへご訪問いただければ幸いです。
ぜひ多くのMonacoユーザー様のご参加をお待ちしております。